3月に入りました。坐禅会は通常の6時に戻りました。朝早いですが「朝活」のつもりでどうぞおいでください。
先日、月刊キャレルの取材を受けました。「もうアジサイの取材?」ではなく、なんと当寺の坐禅会についての取材です。キャレル5月号の特集が「朝活」だそうで、動のウオーキング、静の坐禅に編集スタッフが体験してみるという企画だそうです。県内の坐禅会の寺にアプローチをして、たまたま当寺にヒットしたということでした(てっきり昨年のアジサイの関係で依頼が来たのかと思いましたがそうではなかったようで)。実際の坐禅会の時の取材では、カメラのシャッター音などが参禅者の集中を削ぐので、平日に来てもらいました。
写真は、坐禅の仕方の指導中の場面です。手前からライターさん、カメラマンさん、編集スタッフさんです。半跏趺坐で手は法界定印のスタッフさん。背筋が伸びていい姿勢です。坐禅堂に移って40分間の坐禅開始。彼女の初坐禅体験はかなり厳しかったようでした。
さて、どんな記事で紹介していただけるのか楽しみです。雑誌の発売は4月20日です。
昨年はあじさいの時期に、UXテレビ「まるどりっ」の生中継があり、YouTubeで岡本さんという方が動画を配信してくれたりしました。これらの映像を来山者の方に見ていただこうと、本堂にモニター(チューナーレステレビ)を設置しました。動画はTV局、ユーチューバー岡本さんの許可を取り、専門技能を持つ友人からUSBに落としてもらいました。彼は、タイトルまでつけてくれました。
先日の葬儀の礼参の時、私が点燭などの準備をしている間においでになった方に見ていただきました。当寺のあじさいのことを知らなかった方もおられたので、ちょっとしたPRになりました。
あじさいのシーズンには、エンドレスで流しておこうかと考えています。
このところの寒さと強風で、あじさいの花芽が飛ぶのではないかと心配です。(花芽が痛むことを飛ぶと言うようです)
頻繁に朝課参詣においでになるご門徒のAさんは、私のお拝姿が珍しいようで、以前「これは何ですか」とお聞きになりましたので、お拝の意味と仕草についてお話をしました。それを覚えおいでになったのでしょう。開山堂での諷経中に彼はお拝をされました。その姿は宗門のお拝姿とは異なり、インドやイスラムの方のお拝姿に近いものでした。まるで「五体投地」です。五体投地とは、五体(両膝、両肘、頭頭)を地につけてするおお拝のことです。考えてみれば、私らのしているお拝も原形は五体投地なのでしょうね。
彼がなぜお拝をしたのか、それは回向中に「A家先祖代々精霊に供養し・・・」と読み込みを入れたからだと思います。それがありがたかったのでしょう。
私はただ形式だけでお拝をしていることに気づかされ反省させられた朝でした。
写真:地蔵様コレクションより
今日は春の陽気。雪が消えてくると外作務が気になります。アジサイももう大丈夫かと思い、冬囲いの板を外し始めました。例年より一か月早いです。やはり暖冬なんでしょうね。
気温上昇に伴い元気になるのは人間も同じことで、このところ「御朱印お願いできますか」という方が数人続いています。今日の方は歩いてお寺巡りをするのが好きだそうで、見附から歩いてこられました。当寺の御朱印にはアジサイのスタンプを押すのですが、気に入っていただけたようでした。このスタンプは、当寺の檀家さんから彫っていただいたものです。いわゆる消しゴムハンコです。とても好評です。ご希望の方は、どうぞ御朱印帳を持っておいでください。
写真:地蔵様コレクションより。地蔵様はいつも見ていてくださいます。苦しい時も、悲しい時も・・・。
昨日(2月8日)、「地蔵様の頭巾を縫う会」を行いました。11人からご参加いただきました。午前中の半日で頭巾と前掛けをたくさんこしらえてもらいました。
(その時の様子を写真を撮ったのですが、どなたかの顔がバッチリ写っているものばかりでしたので、ここにアップするわけにいかず、ウクライナ国旗の六地蔵様の写真でご勘弁を。)
さて、私たちがあの世に旅立つと、四十九日目に六道のどこに転生するかを閻魔大王がその判決を下すと言われています。六道とは、天上界、人間界、修羅界、餓鬼界、畜生界、地獄界の六つの世界のことを言います。この六道にお一人ずつ救いの仏がいる、それが地蔵菩薩です。ですから六地蔵なのです。このようなお話しから日本各地に地蔵信仰が広まっていったということです。
実は閻魔大王も地蔵菩薩の化身であると言われています。頭巾と前掛けを縫われた方々の善行修行は、閻魔様の目にとまっていることでしょう。