和尚のミニ法話

光照寺の和尚によるミニ法話をお届けします。

和尚様和尚様2

2025/04/06

春の花が咲きだしました。

雪消えとともに春の花が咲きだしました。黄色の花が目を引きますね。スイセン、レンギョウ。黄色を見ると春だなあと思います。
ソメイヨシノはもう少しですが、河津桜のピンク、本堂前のミズバショウの白・・・待ち望んだ春です。裏山には白いキクザキイチゲ、薄ピンクのショウジョウバカマが咲いています。
感傷に浸りたいところですが、雪消えの後始末作務(枯葉落葉掃きなど)が待っています。晴れ間を見てせっせと外仕事に精を出しています。
あじさいは花芽がたくさたくさん残っていて、今年は期待できそうです。枝の整理と施肥に妻は頑張っています。

写真:大門のミニスイセン

 

 

2025/03/13

本堂前開通 映えるかも!

本堂屋根の落下雪の多さは生半可ではありません。私の身長ほどあります。昨日檀家のAさんから除雪をしていただきました。トラクターのダンプ刃先で雪を取り除き人が通れるようになりました。二か月ぶりの開通です。その様は、写真のようにまるで「立山の雪の壁」のようです。
こういう光景はちょっと珍しいかも。人物配置と構図によっては「映える写真」が撮れるかもしれませんね。
このところの暖気で雪も解けてきています。撮るなら今ですよ!

2025/01/30

東京だよおっ母さん

写真:参禅者Aさんが好意で駐車場の除雪をしてくださいました(1月12日)。わざわざ除雪機を車に積んで家から持ってきて。本当にありがとうございました。

月参りに行ったB家の奥様の話です。
お正月に関東に居る娘さんに会いに行ったそうです。娘さんと二人で皇居で両陛下の年頭参賀に会われ、増上寺で初詣をし、浅草演芸ホールで寄席を楽しまれたそうです。途中、箱根駅伝の帰路の選手を見ることもできたそうで、娘さんとの久しぶりの時間をとても楽しく過ごすことができたと嬉しそうに話してくださいました。「まるで東京だよおっ母さんだね。」「親孝行してもらいましたね。」などなど話が弾みました。
Bさんの奥さんは、早くに息子さんを亡くし、昨夏に御主人を亡くされ今は独り住まいです。「娘のおかげでいい正月を過ごさせてもらったわ。」
いま私は島倉千代子さんの「東京だよおっ母さん」をネットで聞き、ちょっとジーンとしています。

2025/01/10

「只管除雪」という言い方の可否は・・・

強い寒波の影響で急の積雪となり、ここ数日除雪作業に明け暮れています。
写真のように「除雪注意」のコーンも頭部が少し見えるだけです。
今朝は朝課を取りやめて6時から9時まで3時間も除雪作業(雪作務)をしました。昨日は朝2時間午後1時間、一昨日も朝と午後にそれぞれ1時間の雪作務でした。
「作務は動の坐禅」とよく言われます。確かにスノーダンプを手に「ただひたすらに排雪する」行為ですから、只管打坐ならぬ只管除雪です。今朝のように3時間も作務していると、次第に何も考えずただ雪のみを見ているという感覚に陥ります。
「只管打坐」は坐禅にその効果も目的も求めず、問題解決の手段ともせずただひたすらに坐るということですが、よく考えてみれば雪作務は目的があり作業効果も期待していますし、歩道や車道の確保という手段でもあります。さすがに只管という接頭語をつけるにははばかられます。しかし、今朝の作務後は坐禅後の感覚に似ているような気がしました。

 

2025/01/08

落雪注意

当寺の本堂には向拝がないため、雪の時には写真のように「落雪注意」のコーンを置きます。というのも本堂屋根の雪がザザーンとドッカーンと滑り落ちてくるからです。落ちてくるときは物凄く強烈です。真下に居ようものなら命に危険があります。ですので本堂からは入れません。庫裡の玄関から入ってください。
今朝から本格的に降り出しました。水気をたっぷり含んだ重たい雪です。このような雪は建物にとって大敵です。屋根が重くなります。庫裡の茶の間の戸が開きにくくなります。あじさいにも大敵です。枝が折れる心配があります。どうぞ被害が生じませんように。