昨日28日、早朝6時より盆前の草取りボランティア作業を行いました。20人程の参加でした。朝早くからありがとうございました。男性陣は裏庭の池の周辺を、女性陣は永代供養墓の周りと大門の両側で作業をしていただきました。やはり大勢の力は大したものできれいになりました。
昨夜からの大雨(台風の影響?)で中止も考えましたが、雨も上がりましたので予定通り実施しました。解散した後にザーと降ってきて、作業の時だけ止んでくれました。私は昔から雨男でしたが「ぎりぎりのところで何とかセーフ男」でもあります。思い返せば、平成18年の晋山結制の大行事の時もそうでした。朝から雨でしたが稚児行列の時だけ止み、法要中は降り、写真撮影では止みました。決して晴れはしないのだけれど予定は何とかこなせる・・・というように。今回もギリギリセーフ男の本領発揮というところでした。(仏天のご加護かも知れませんね。)
作業後に振舞ったこんにゃくの煮つけは好評でした。また次回も(こんにゃくを目当てに)おいでください。
梅雨が明けました。開けた途端猛暑です。二三日前からヒグラシが振鈴当番を任されたようで、決まって早朝4時15分になると、カナカナカナ・・・と鳴き始めます。一匹が鳴くとそれに呼応するように仲間も鳴き始めて山中大合唱です。山で鳴いているのはいいのですが、今朝は庫裏のすぐ近くにいたようで、大音量の振鈴でした。「ああ今日も始まったな。起きるとするか。」ということで一日がスタート。
夕方は17:30に鳴きますね。
光照寺山内では夏の虫が大集合で、今はシオカラトンボ、クロアゲハがたくさん飛んでいます。日中はアブラゼミ。ジージーという声を聞くと暑さが倍増する感じです。オニヤンマはもう少し後でしょうか。
あらら、今日アブがいました。お盆にかけてアブとの戦いが始まります。刺されないように要注意。
虫ばかりでなく珍しいものと遭遇しました。キツネです。5時頃、本堂から外を眺めていたら、六地蔵様のお堂の前で発見。いるんですね。初めて見ました。(光照寺は山寺ですが、クマやサルはいませんのでご安心を。)
写真は、アジサイの花摘みと剪定の様子。アジサイの時期も終わりです。来年のために花を切り落とします。花から二節くらいの葉の付け根に来年の花芽ができます。ふつうはこの辺で切りますが、姿かたちを考えてもっと強く切り落とすこともあります。強く剪定すると来年の花芽はできないかもしれません。(この作業は家内が担当しています)
突然訪ねて来られた仏像好きの二人の女性。
「ご本尊はお釈迦様ですか」
「脇侍仏は普賢菩薩と文殊菩薩ですね。」・・・ほほー、よくご存じで。
「普賢、文殊の座像は珍しいですね。たいがい立像ですものね。」・・・さまざま見ておられるのだな。
地蔵堂に案内して、お厨子の前の地蔵仏を「お前立」ですと説明すると
「(本尊地蔵仏は)秘仏ですか。」・・・おぬし、なかなかやるな。秘仏などと言う言葉を知っているとは!
一通り巡堂され、丁寧にお礼を述べられてお帰りでした。(供物料を頂戴しました。ありがとうございました。)
「仏像ガール」という言葉を以前耳にしたことがありますが、ガールでなくてレディーでしたが実際におられるんですね。
このお二人は、近くの温泉に行く途中にHPで調べて立ち寄ったとのこと。いい趣味をお持ちですね。
今朝のアジサイは「コサージュ」です。青色ですが咲き始めは白に黄色がかった色をしていてとても奇麗です。
青森駅の通路に「引ぐ」と書かれていて、「引く」でなく「引ぐ」という方言表記が話題になっているそうです。
方言表記がその土地らしくて、微笑ましいとかほっこりするとかの声が上がっているのだということです。
このニュースをよく読んでみると、あえて方言で表記したとのこと。製作者側に意図があったそうです。これがそうでなくて、普段の言葉遣いが何の意図もなく、そのまま出てしまったというのならもっとほっこりしたのになあと思いました。
そういえば、当寺の本堂にある御賓頭盧尊者(おびんずるそんじゃ)の木像には、写真のような解説文がつけてあります。ここで注目は「なぜぼとけ」という表記。私の母が数十年前に書いたものなのですが、母は、何の意図もなくそうだと思い込んで書いてます。標準語でいえば「なでぼとけ」でしょうが当地では「なでる」を「なぜる」という人も多くいて母もその一人でした。
私は最初は少し恥ずかしかったのですが、参詣者のだれからの指摘もなかったものですから、そのように受け止められているのだなあと思い、直すこともせず今日までこのままです。今みると何となくほっこりします。
分かっていて掲示していますので目くじら立てて指摘しないでくださいね。