写真を見てギョッとされた方もおられるかもですが・・・オニヤンマの成虫の誕生です。今日の朝課後に発見しました。本堂の雨板にしがみつき誕生したばかりと見えて、しっぽの先からだらだらと水分が垂れていました。まだ色も浅くはっきりとした黒と黄色にはなっていません。しばらく日光にあたり体を乾かしてから飛び立つのでしょう。お昼前にはもういませんでした。オニヤンマはお盆のトンボのイメージがあります。本堂によく入ってきます。(噛まれると結構痛いです)
今日は昼前から雨でした。(九州の豪雨、お見舞い申し上げます)雨とあじさいはいい取り合わせですが、やはり雨の日はおいでになる方は少ないようです。そんな中で、傘をさしながら1時間半以上も居られた方がありました。じっと見入ったり写真を撮ったりされていました。「雨のあじさいはいいですね」と言われましたが・・・。あじさいが好きなのかカメラで撮ることが好きなのか、いずれにせよ感心いたしました。
まだまだ見頃ですが、色の褪せた品種も出てきました。どうぞお早めにお出かけください。
先日「あじさい100種が見頃」の件で、地元紙三條新聞記者さんから取材を受けました。いつ載るのか気がかりでしたが今朝の紙上に大きく取り上げていただきました。
写真もたっぷり使っていただき、当山のあじさいの様子を的確に伝えていただきました。三條新聞の影響力は大きく、今日はひっきりなしに鑑賞される方がおいでくださいました。「三條新聞を拝見して・・・」「こんないいところがあったんですね」「いろんな種類があるんですね。びっくりしました」などなど。中には挿し木の方法をお聞きになる方もあり、実演教室になるひと時もありました。あじさい同好の士は大勢いらっしゃるようです。
取材中、妻が話したあじさいの魅力を、記事では「あじさいは同じ一つの花でも、咲き始めや咲いている最中など、それぞれの過程で花の色が異なる。それを見ていると人間も年をとったらとったなりの美しさやたたずまいがあると感じさせてくれる。それがあじさいの魅力の一つ」と表現して伝えていただきました。うーん、なかなかいい言葉ですね。まさしく歳をとろうがとるまいが「今が輝くとき」ですね。
「ていしょく」にもいろいろな漢字があって間違えそうですが、今回は「定植」の話です。
駐車場奥の山際の法面にヒメアジサイの苗木を定植しました。その数26株。これから雨が続くようなので今が植え時と思って。終わってから気づいたのですが、写真のようにちょっと混みすぎてしまったようです。いずれ大株になることを予想してもう少し離れて植えればよかったかも。今の時世で例えればソーシャルディスタンスをとるということですね。定植は穴を掘って埋めるだけなのですが、法面ということで土がポロポロ崩れてくるのでちょっと手こずりました。
今回の苗は、去年挿し芽で増やしたものです。もう一年待って大株にしてから植えれば良かったのでしょうが、待ちきれなくなってしまって・・・。
7月のボランティア活動では、平らな面に植えてもらおうと思っています。
今日のあじさいは「城ケ崎」。先代寺族(つまり私の母)が植えたと思われ、かなり前から山内にあるものです。名前がわからなかったのですが、土蔵の前に植えてありましたので勝手に「蔵前」と名付けて挿し芽でかなり増やし、あちこちに定植してあります。ある時雑誌を見ていて城ケ崎という本名に出会ったという次第です。地によってかなり色が左右される品種です。写真はピンクのいい色ですが、普通の土では紫がかって今一つパッとしません。酸性土を強くしてやればきれいなブルーにもなると思います。
夕べから今朝にかけて強い雨が降ったようで、手毬咲きの頭が重たい品種は、だらんと下に垂れ下がったり、枝が折れ曲がったりしていました。影響の大きかったものは万華鏡とアナベルです。どちらも頭が大きいのに茎が細いのです。紐を回して頭を持ち上げてやりましたが、アナベルの数本は折れていて回復は難しそうです。