数か月前のことです。コロナ感染症で山内4名のうち3人が患者となりました。感染を免れたのは若和尚だけでした。
家庭内に感染者が出れば、普通はそのその人が隔離されますよね。ところが当寺では逆にコロナではない若和尚が隔離されることになりました。
患者である私たち3人は症状も軽かったので何の制限もないフツーの生活をしているのに、若和尚は一人別室に閉じ込められ、話もできずTVも見れずかわいそうな生活でした。
「数は力なり」と言いますが、健常者が隔離される、こんな理不尽なこともあるのです。
彼の隔離生活は5日間で終わりました。
お盆が終わりました。忙しさが過ぎ去ったのでかなりホッとしています。
棚経でAさん宅に伺った時のことです。盆の精霊棚にゴーヤの馬がいました。通常はキュウリの馬とナスの牛なのですが、Aさん宅では青く細いゴーヤに爪楊枝を挿して馬の代わりにしてありました。オヤッと思いました。何か意図があるのかなと考えてみました。
ゴーヤの皮はブツブツが同じ向き流れています。馬というよりはイノシシ的な感じがします。そう言えばAさん宅は、ご主人が昨年亡くなられ今夏は新盆でした。イノシシは猪突猛進と言うくらいですから馬よりも速いイメージです。「早く帰ってきて」という奥様の願いなのだと合点しました。
読経が終わり奥様にこのことを話すと、「キュウリが無かっただけのことよ」とのこと。私の深読みし過ぎと早合点でした。
でも・・・・。一刻も早く亡き方に会いたいときはゴーヤの馬の方がいいかも知れませんね。(来年の盆参法要の法話はこの話にしようかな。)
あじさいは鑑賞に資する状態からかなり進み、枯れたり変色したりで、もはやかわいそうなくらいになっています。
終了宣言をいたします。 しゅうーりょうー!!!!
6月の初旬から今まで、大変多くの方から鑑賞においでいただきました。本当にありがとうございました。
今年は花芽の付きが今一つでボリューム感に欠けていましたが、色出し担当の妻の努力もあってか、いい色のものが多くありました。
来年はもっと皆さんに楽しんでいただけるようにと花切り剪定の作業に精を出しています。
切った枝を欲しいという人がおられますが、基本おあげしていません。登録品種は勝手に譲渡したり売買できないのです。許可なく挿し芽で増やされると困るのです。著作権保護のようなものです。
今月中に何とか何とか切りあげたいと思っています。
あじさいは後半戦。というかかなり終盤戦の様相を呈してきました。花の終わった鉢の花切りを妻はどんどんと進めています。展示場(!)には空席がぽつぽつでてきました。
今日おいでになった方との会話です。ユーモアのある方でした。
「いつごろまでが「見頃ですか?」
(ははーん、今が見頃だと思っているのかなあ)「もう終わり近くですよ。9回裏という感じかな」と私。
「明日から雨らしいので、延長戦はありますかね」
「延長戦ですか。そりゃいいや」 二人で大笑いしました。
今天気予報見ましたら、明日明後日と雨マークは消えていました。うーむ、こりゃ延長戦は期待薄ですね。
写真:なかなかお目にかかれないレア品種「大島緑花」。きれいかどうかは別として。