和尚のミニ法話

2024/01/21

ロウバイのこと

昨日20日は大寒。これから立春までが最も寒いとされる時期です。厳冬とか厳寒という言葉が時候の挨拶となるのでしょうが、実際はそんなに寒くはなく今日は(雪ではなく)雨でした。地球温暖化のせいなのか季節感が薄れてきています。数日前、TVニュースで新潟市の方がロウバイの花の写真を投稿されていました。当寺のロウバイも蕾が大きく黄色になってきていました。この調子ですと春にならない前に(寒中に)咲くかもしれません。
ロウバイは蠟梅と書きます。梅の中でも最も早く咲きます。香りが良く家内のお気に入りの花です。「桜きる馬鹿梅きらぬ馬鹿」というように強く剪定してやればそこから小枝が伸びてたくさんの花芽をつけます。まっすぐに伸びた太い枝には花芽はつきません。以前、かわいがりすぎて剪定しなかったら花がほとんど咲かず、蠟梅ならぬ狼狽してしまいました。(オヤジギャグですみません)

今日の坐禅会の参禅者は9人。初めての方が2人。先週初めての方も続けておいででした。少しずつですがお仲間が増えておりうれしいです。皆さん両足を組む結跏趺坐は難しいようで、半跏趺坐あるいはあぐらです。それで結構です。坐禅は習禅に非ず。「まず坐ってみること」「目的達成のための道具にしないこと」を大切にしている坐禅会です。

写真:私の地蔵様コレクションから。(地蔵堂への廊下にコレクションが多数あります。)