和尚のミニ法話

2013/11/14

散るもみじ

「人生いろいろ」の島倉千代子さんがお亡くなりになられました。
人の数だけ生き方があり、死に方もあります。一人の人だけでも、喜怒哀楽、さまざまなドラマがあります。最期は「私の人生いろいろでした」ということでしょう。島倉さんのご冥福をお祈りします。合掌。


「うらをみせ、おもてをみせて、散るもみじ」
良寛和尚の辞世の句だそうです。表の顔も裏の顔もぜんぶあけっぴろげて・・・ということですが、そもそも良寛和尚には表も裏もなんにも区別はなかったのでしょうね。
この句から、潔さを感じますね。

もみじの散る時期です。潔く散るもみじですが、掃き作務は大変です。朝露や雨に濡れて掃きにくいこと掃きにくいこと。

(写真は、裏庭のもみじです。)