9月11、12日 魚沼市龍谷院様で宗務所主催の現職研修会があり、私も行ってきました。一日目は「四大綱領を学ぶ(続編)」、「曹洞宗の人権学習」の講義を受け、二日目は、呉 定明老師(阿賀町正壽寺住職)の「基礎住持学?塔婆の書き方」でした。いずれの講義からも学ぶべきことが多くとても勉強になりました。特に「塔婆の書き方」は単なるハウツー物でなく、塔婆の意義や由来、変遷などのお話もあり、呉老師の懐の広さや話題の引出しの多さに感銘を受けました。
タイトルの「お寺さんでも勉強しなきゃだめなんかね。」とは、研修会当日、駐車場から会場まで歩いているときに、近所のご老人から掛けられた言葉です。
ご老人「(お寺さん方がたくさん歩いているので不思議に思ったのでしょう)今日は何かあるのかね。」
私「ええ、勉強会なんですよ。(研修会というよりは勉強会の方がわかってもらえるかと思いまして)」
ご老人「お寺さんでも勉強しなきゃだめなんかね。」
私「そうなんですよ。知らないこともいっぱいありましてね。」 と。
僧侶はもう勉強する必要がないほど「できた人物」であるはずだと思われたのでしょうか。だとしたら、それは間違った認識です。日々勉強、日々修行ですから。
尤も、そのように振る舞っている僧侶がいるのだとしたら、それは残念なことです。研修会には70歳を超えた方丈さんもおいででした。写真にあるように、講師先生に質問されているのは会場の龍谷院の東堂様です。
写真は、呉老師の講義の様子です。それにしても曹洞宗の坊さんはツルツル頭ばっかりですなあ。