和尚のミニ法話

2023/12/14

永平寺派?總持寺派?

ご門徒の方から「私の家は真宗の大谷派だけれど、禅宗でも○○派とかあるんですか?」と聞かれました。私は即座にNOと答えました。「本山は永平寺と總持寺の両方ですので永平寺派だとか總持寺派だとかいう人がいますが、その僧侶がどちらの本山で修行したかということであって派として分かれていないんですよ。」と言うとへえーと不思議そうな顔でした。「ほら今、自民党の裏金問題で派閥のパーティーとか言っているでしょ。派閥というのはどうしたもんなんでしょうね。必要だとはおもうけど。」彼はこの話題をしたかったようでした。
ある時、別の門徒さんで「永平寺派と總持寺派のお寺さんが一緒に法要をするなんてありえない」と強く言われる方がありました。「お西とお東が一緒にお経をあげるなんて絶対ない。まして本願寺派が混ざるなんてことあるわけない。」と頑としておっしゃいますので、(私は不在でしたので家内が)誤解を解いてもらおうと説明しましたが、どうも釈然としない感じのようでした。
人が集まればグループができる。考えの近いもの同士が仲間の結束を固める。これが派閥の始まりでしょうか。行き過ぎると他のグループを排斥したり敵対視する。人は社会的な生き物と言いますが、宿命なのでしょうか。
修証義第四章に「海の水を辞せざるは同事なり」とあります。グループを組んでもいいけれど、同事(差別しないこと)でありたいです。

写真:あじさいの鉢に板を当てました。雪対策です。今週末に雪マークが出ていますので今日ようやく作業しました。(本文とは関係ありません)