和尚のミニ法話

2014/08/23

広島土砂災害 義援金箱を設置しました。

広島市の土砂災害が大変なことになっています。真夜中を襲う邪悪鬼の仕業でしょうか。山津波は猛烈な破壊力です。犠牲になられ方のご冥福と未だ安否不明な方の一刻も早い救助を願っております。ニュースを見て、被害の甚大さに驚くと同時に、遅々として進まぬ救助作業に歯がゆい思いをしています。どうかお一つの命だけでも救われますように。
災害は忘れたころにやってくるというのはもはや昔のことのようです。最近は記憶に鮮明のうちに次々と災害が襲ってきます。東日本大震災はもちろんのこと、当地でも7.13大水害、中越地震、等々。人間の力は自然の猛威の前になすすべもありませんが、自分の命を自分で守るために常に用心しておかねばなりません。山内でも、非常持ち出しの優先順位はなどという話はいつも出るのですが、その時だけの話になってしまい、具体的な行動になっていませんでした。持ち出し物品のリストだけでも作って張り出しておくことから始めようと、家内と話しました。

本堂前に義援金箱を用意しました。明日の地蔵講でご協力をお願いしようと思います。義援金箱はしばらく出しておきますので、ご来山の折にでもよろしくご協力ください。日本赤十字社に届けようと思います。

「布施というは貪らざるなり」この言葉の意をくんでいただき、私たちの小さな力でも大きく集めて届けることができればと思っています。