和尚のミニ法話

2014/04/23

太鼓とほら貝のコラボ 地蔵講にて

地蔵尊の、年に一度の御開帳が三条新聞の記事に載ったことで、これをどなたかからお聞きになった山伏さんが,地蔵講当日にほら貝を手にしてお参りに来られました。私も初めて会う方です。白装束をまとい、そのものの格好をしておいででした。年の頃は70歳前後でしょうか。定年後に一念発起して高野山で修行されたそうです。思っても見なかったことで少しびっくりしました。法要をどうしようかと考えた結果、地蔵堂での巡堂の時に、私の太鼓にあわせてほら貝を吹いていただくことにしました。最初はちょっと微妙な感じでしたが、そのうちに何となく合ってきて「魂が通ずる」というのでしょうか不思議な感覚になりました。また、般若心経の読経では、錫杖の先っぽのような鈴でしょうか(名前がわからずすみません)、お経に合わせて鳴らしていただきました。私にとって初めてのおもしろく不思議な体験でした。参詣の方々はどのような感想を持たれたのでしょう。
おときを一緒にとお誘いしましたが、分水の「おいらん道中」を見たいからと去って行かれました。
山伏さん、来年もおいでくださいね。

写真は、地蔵堂巡堂での山伏さん。