和尚のミニ法話

2020/04/18

タケノコの初物

昨日、吉野屋の檀家さんからタケノコをいただきました。今シーズンの初物です。
早速家内から調理してもらい、タケノコ味噌汁、タケノコご飯、タケノコと身欠きにしんの煮物でいただきました。掘ったばかりなので、全くいがらっぽさがなく、香りがとてもよいです。
この辺の方々は、春になるときまって「今年のタケノコはどうだろうか?(豊作化凶作かということです)」と話題にします。「去年が凶作だったから今年はいいのではないか」とか「気温が上がっても地が温まっていないからまだ出ないだろう」とか「竹林の手入れがおろそかな山が多いからどうだろう」とか。皆さんタケノコ評論家です。みんなタケノコ、タケノコと騒がしいったらありゃしない。タケノコを食べないと春になった気がしないようで、タケノコは言わばソウルフードなのでしょうね。
当寺の地蔵講では、吉野屋の方々がおとき当番なので、タケノコがふんだんに使われます。今年はコロナウィルスのせいで中止となってしまい、タケノコおときがなくて残念です。
タケノコは今がはしりです。これからどんどんと出るでしょうね。楽しみ楽しみ。