万物無常なのですから、花が開けばいずれ終わりもきます。手毬咲のアジサイは色が落ちてきたりしてすぐその変化がわかります。ガクアジサイは写真のように花が垂れて下を向いてくることが終わりのサインです。
このように無常という言葉には「終わり」「終焉」というイメージがつきまといますが、万物は移り変わる、ひと時も同じ状態でじっとしていない、ということが無常であるわけですから、「終わり」だけでなく「成長」もまた無常の姿であるともいえます。日々成長する若者もまた無常の体現者であります。
写真は「うたげ」の花の様子です。