このところ雨降りの日が続いています。盆前は38℃なんていう日があったりして庭の池の苔が焼けて真っ赤になってしまいましたが、盆の13日の頃から雨交じりの日が多くなってきて、梅雨に逆戻りしたかのようです。私は体調を崩してしまいあまり元気がないのですが、草は元気ですね。彼らの伸びのすさまじいこと、あっという間にいたる所が草ぼーぼーです。7月の末に檀家さんからボランティアで草取り、草刈りをしてもらいきれいにしたばかりなのにと愚痴りたくなるほどです。愚痴っていても草は伸びていきますので草取りをすることになるのですが、広い境内ですので取った後から生えてくるような状態で、きりがありません。
草取り作務をしながら思いました。草取りと浄髪は同じだなと。髪の毛も剃っても剃っても後から後からと生えてくる。人間の煩悩のようなもので、その都度きれいにしていかなければなりません。浄髪は煩悩を断つ代替行為であると私はとらえています。修行道場では四九日(四と九のつく日)に必ず浄髪をします。私は四九日にこだわらずに気のついたときに浄髪をしていますが、煩悩は相変わらずです。
草との戦いはまだしばらくは続きそうです。