和尚のミニ法話

2014/08/11

お仏壇そうじの時は、灰ならしもお忘れなく。

お盆を迎える墓掃除が終わったら、ご自宅の仏壇掃除もしたいものです。正月とお盆くらいはきれいにしたいですね。埃を払って、仏具を拭いて、仏間の整理整頓をします。その時、香炉(火立て)の灰ならしもお忘れなく。これをしないと香炉の中の灰が散らかり汚らしく感じるだけでなく、線香のカスが灰の中ににたくさん残って、新しい線香が立ちにくくなります。毎月のお経にお伺いしているお家で、線香を立てるのに苦労するお宅もあります。逆にきれいにならして私を迎えてくれるお宅もあります。
光照寺にも香炉はたくさんあります。毎日の朝課で線香を立てますので、一週間もすると灰が散らかってしまいます。僧堂のように毎日灰ならしをすればよいのでしょうが、なかなかできなくて・・・。せめてお参りごとの前にはしようと思います。
この作業にもちょっとしたコツがあります。線香カスをふるいで取り除いて平らに抑える時、強く押しすぎると線香を立てる際に力が要ります。弱すぎると線香がなかなか立ちません。この加減は何回かやっているうちに会得できます。智玄上座さんは会得しつつあります。

写真は、灰ならしのビフォー・アフター。