今日は寒い一日でした。朝、目を覚まして外を見ると雪が舞い上がって先が見えません。地吹雪というか屋根雪吹雪の状況でした。強烈な冬型で風が強かったのでこういう日は寒いのです。小正月の頃はだいたい荒れるという口伝の通りですね。寒いといっても冬なのですからそれが当たり前(真理)で、それを受け入れてどう過ごすか(真理とどう一体になるか)ということなのですが。
『春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪冴えてすずしかりけり』道元禅師の和歌です。「本来の面目」というタイトルの和歌集の中の一首です。大自然の本来の面目は「春は花・・・・」なのですからその中に暮らす私の本来の面目は如何に。
良寛和尚は道元禅師のこの歌を引用して、『形見とて 何を残さん 春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉』と詠みました。
写真:「風雪や 面目示す 野の地蔵」(方丈)