和尚のミニ法話

2022/04/16

僧侶が用なしになる時代

写真:石庭と水芭蕉と桜の絨毯 どれもいい感じでマッチしていませんか。写真をクリックしてじっくりながめてください。

今朝のNHKニュースを見て驚きました。AIが脚本を書いた映画が注目を集めている・・・と。通常の私たちには思いもつかないような発想で脚本を作るのだと。このニュースを見ながら、お寺の役割の大部分もAIに取って代わられる時代が来るのではないかと心配になりました。佛法僧の仏と法は残るでしょうが、僧の役目の大部分はAIが賄うのではないかと。お経をよんで、葬式をするだけの僧侶は用なしになるのかもしれません。
僧侶の本質的なことに立ち返らないといけないなと強く感じました。
修証義に曰く「深く佛法僧の三宝を敬い奉るべし。・・・佛は是れ大師なるが故に帰依す。法は良薬なるが故に帰依す。僧は勝友なるが故に帰依す。」
僧は勝友なのです。少なくともお檀家さんや信徒さんにとって私は勝友であるのか、今一度問い直しをしなければなりません。AIが勝友であると言われないためにも。