和尚のミニ法話

2021/06/19

首(こうべ)を垂れるアナベルかな

雨を得て 首(こうべ)を垂れる アナベルかな

梅雨入りの初日、朝からしとしとの雨模様。写真のように咲き始めたアナベルは頭が重くて垂れています。久しぶりの雨に感謝しているかのようです。
アナベルというのはちょっと特異なあじさいで、花芽の形成が翌年の春にできるので、秋冬に根元近くでグツッと刈り込んでもその後にできる枝に花芽を持ちます。そういう点では雪国仕様とも言えますね。あじさいの冬越しはけっこう気を使いますが、アナベルは短く刈り込んでおきさえすれば大丈夫なので安心して雪の下にできます。他のあじさいもこうだといいのですが。
アナベルにはピンクのものもありますが、花は小さくて見ごたえという点では物足りなく思います。