和尚のミニ法話

2020/03/30

いつもと違う春彼岸

三寒四温で行ったり来たりの日々です。暖かい日に冬越ししたアジサイの鉢や苗を並べました。今冬は雪が無かったせいで葉が早くも広がってきています。
新型ウイルス対策で春の彼岸会法要はおときなし、参詣自粛としたせいで静かな一日となりました。近隣の寺院も同じような対応を取られたようです。
例年ですと、朝から典座寮(台所)でにぎやかな音かして楽し気な声も聞こえてきます。これを聞くといよいよ春が来たなと感じるのです。私は寺で生まれ育ったので「春の訪れは彼岸から」と感じてきました。でも今年は何だか変です。いつの間にか春になり、いつの間にか彼岸が過ぎました。
節目というのは大事なものですね。