和尚のミニ法話

2020/02/28

大勢でよむお経はいいものです

法要やお通夜葬儀では参会者に経本を配って、一緒にお経をあげてもらうようにしています。
お通夜では、経本の数が読めないので、般若心経と無常御和讃を表裏で印刷したプリントを配布しています。
ですが普段は口の中でもごもごという方がほとんどで、私の後ろから聞こえてこないので、私も息継ぎのタイミングや回数に気を使い、疲れます。
先日のお通夜ではホールいっぱいに声が響きとてもありがたい式となりました。心経の場面になると「これから般若心経をおあげします。お手元の紙に載せてございますから声に出して一緒に読んでくださると、故人様への供養になりますのでお願いします。」とアナウンスをしました。これが奏功したのかもしれません。
終ってから他宗派の方からも「大勢で読む般若心経はいいものですね。ありがたかったです。」と言っていただきました。
お経は僧侶だけのものにしてはいけませんね。